一時期化粧品を美容院に販売する仕事をしていたことがあり、その時の名残で、シャンプーの洗浄剤について、お知り合いから、質問をいただきました。

とある、シャンプーを知り合いにおすすめしようとして、成分を見たところ、ラウリル硫酸ナトリウムが入っていたと。洗浄力強いじゃん、と思いメーカーに聞いたら、植物由来だから優しいんですと言われたと。でもラウリル硫酸だよ、強いよねぇ、と。

化粧品成分は、多い順に記載されています。内容量は、成分表示ではわかりませんが、一番に書いてあるものが一番多く入っていることは確かです。

シャンプーの洗浄剤の中で、つよいといわれている界面活性剤は

高級アルコール系とよばれる、
ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Na・ラウリル硫酸TEA・ラウレス硫酸TEAなどや

スルホコハク酸からできている
スルホコハク酸ラウレスNa

などなど。

細かく洗浄力の違いがあり、各メーカーさん一生懸命使用感と、コストとを考えて処方されていることと思います。
一般の大手企業さんが作っているドラッグストアで買えるシャンプーは、ほとんどがこちらの強い洗浄力のある界面活性剤が使われているのではないでしょうか?

肌荒れしやすい、私が愛用しているのは、アミノ酸系の洗浄剤が使ってあるシャンプーで、洗浄力で言うととっても優しく、
・ココイルグルタミン酸Na

という成分が洗浄剤になっています。t02200165_0640048012231176015

アミノ酸系洗浄剤には他に
・ラウロイルグルタミン酸Na ・ラウロイルメチルアラニンNa ・ココイルメチルアラ人Na・ココイルサルコシンNa ・ラウロイルサルコシンNaなどなどがあげられます。

またほかに、

せっけん系と呼ばれるのが、
・オレイン酸Na ・ラウレス-3酢酸Na

ベタイン系が
・ラウラミドプロピルベタイン ・ココアンホ酢酸Na などなど。
ベタイン系は目に入っても痛くないので、赤ちゃん用シャンプーなどに利用されることが多いようです。

これらがいろいろ処方されて、シャンプーができているのですが、石鹸シャンプー派の人は、アルコール系(ラウリル硫酸ナトリウムなど)を完全否定ですし、石鹸シャンプーは石鹸シャンプーで、皮膚に残留しやすかったり、髪の毛がきしみやすいものが多いので、なかなか難しかったりしますし、

私はアミノ酸を愛用してますが、皮脂の分泌が多い方はもしかしたら洗い足りないと感じるかもしれませんし、アミノ酸系にアレルギーがある方もいらっしゃいます。

界面活性剤、難しいですね。。。

洗浄力のやさしい、シャンプーの利点は、ゆっくりゆっくりシャンプーしても、肌に負担がないこと。頭皮のマッサージを毎日していれば、頭も柔らかくなり、ほうれい線もできにくいこと間違いなし♪