皮膚の働きと、美容についてです。
10代、20代の頃は顔立ちや目鼻立ちが整っているといったことが美人の条件になっている風潮があります。
しかし、アラサー、アラフォーといったエイジングケア世代になってくると、美人の条件は、お肌が綺麗かどうかで決まってくると言っても過言ではありません。
ほうれい線が目立っていては、難しいかも知れませんが、お肌を綺麗にしておけば、誰でも綺麗になれるのがエイジングケア世代のメリットでもあります。
この大切なお肌について、作用を確認してみましょう。
表現作用
心の動きが表情に現れる働きです。頬がほてる、青白くなるなど、皮膚の状態で身体の健康状態を表します。
疲れた肌もお手入れ次第で、美しい表情が作れます。
体温調整作用
気温の変改に対して、体温を一定に保つ働きがあります。熱くなると発汗作用や毛細血管の拡張によって、熱を放出し、寒くなると毛孔や毛細血管を収縮させ、熱を外に逃がさないようにします。
スキンケア、化粧品は、夏はさっぱりタイプのものを使い、冬はマッサージをして結構を良くし、しっとりタイプの化粧品を使いましょう。
吸収作用
肌は吸収器官ではありませんが、肌の外から物質が入ってくることがあります。それには以下の2通りがあります。
①吸収:肌表面の無数の穴を通して体内に入る
②浸透:角質層になじませる
美容では角質層になじませることを目的にしています。浸透を促すお手入れとしては、①洗顔、②肌を柔軟にする、③肌のうるおいを高める、④スチームなどを与える、などがあります。
保護作用
外部からのしげき、紫外線、細菌、化学物質から身体を守っています。
下界の刺激に負けない健康な肌を保つお手入れをしましょう。
敏感肌の方は、このバリア機能が弱っています。
知覚作用
肌は、感覚器官の一つで、温覚、冷覚、触覚、圧覚、痛覚があります。熱い、痛いなどを感じる働きがあります。
肌に与える適度なタッチは、気持ちを安定させ、リラックスさせます。
呼吸作用
肺呼吸に比べて大変少ないですが、肌も呼吸をしています。
夜、メークアップや汚れをそのままにせず、きちんと洗顔しましょう。
分泌・排泄作用
皮脂腺から皮脂、汗腺から朝を分泌し、皮脂膜を作ります。発汗作用とともに体内の老廃物を排泄して肌をきれいにします。
肌表面の乾燥を防いで、なめらかにしましょう。そして、肌はいつも清潔に保ちましょう。